1970年物語−2
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1970年物語(season2)

01  菩提寺
02  Beginner's Luck
03  ミルキー・パトロール
04  サウンド・インパルス
05  この木何の木
06  ハッピー・フォーク
07  東 京
08  岸川さんのユウウツ
09  オニマ〜ルです。
10  唐津・虹の松原
11  リアカー部隊
12  カウントダウンライブ
13  小松ヶ丘を後にして1
14  小松ヶ丘を後にして2
15  城島高原キャンプ場
16  居候
17  再出発
18  渡辺プロダクション
19  解散.コンサート
20  風来坊
21  最後のマネージャー
22  照和出演バンド一覧-1
23  照和出演バンド一覧-2
24  照和出身ミュージシャン
25  照和のオーディション
26  シャイアン族が行く
27  俺はツヨシだ!
28  追い詰められるライブハウス
29  キヨさんに会ったらよろしく
30  泣き虫タツヤ
31  森山達也
32  ロック・ディの功罪
33  風の中のノバ
34  終焉の足音
35  1978年11月30日木曜日
<最終章>
01 1979年
02 伝説のはじまり
03 コンサート
04 同窓会コンサート
05 照和伝説同窓会コンサート1




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最終章 第4回「同窓会コンサート」


「みんな出そう。」という谷村与志雄の意見を無視するわけにはいかない。「ヨシオちゃん、そりゃ無茶やろう…。」と言ったものの谷村の意見に心が動いた。3年以上ステージから遠ざかっているアマチュア・バンドである、5〜6バンドのコンサートより仲間が多い方が心強い。「そうやね、それの方が楽しかね。城野が言いだしっぺやけん、ホールの方はどげんでもなるしね。そうやろう、城野?」「えっ?いや、その…」「お前、どげんでも便宜を図るって言うたやないか。」「そりゃぁ、出来ることはするばってん…」「出来んことをするとが、便宜を図るって言うとぜ。」30バンドが出ると仮定して、1バンド5分の演奏で150分、最低2時間30分を要する。これにバンドの入れ替えの時間を合わせると…予想がつかない。「うーん、わかった。ホールから撤去する時間を遅くすればいいとよね。」「今のところの問題はそんなもんかな。」

「カドやん、どんくらい連絡がつく?」「みんなの連絡先の名簿とか作ってなかったけんねぇ…。あるとしたらワシの結婚パーティーに来てくれた人間の分しかないね。」
前年の3月に私は結婚した。それも実家のお寺「妙安寺」で仏式(フランス式ではない…念のために)の結婚式だった。親父の「安上がりでよかろうが」という意見で…明治生まれの親父には誰も逆らえない。披露宴もお寺の本堂で。威厳もなにもない、ただの宴会状態。白無垢からお色直しをした着物姿の花嫁が薬缶に入った酒を持って、みんなにお酌をして回る…まるで芸者さん。二次会は大名にあった「多夢」を貸し切って行った。招待した客の倍近い人数が集まってくれた。「照和」がなくなって、久しぶりに会うバンドのメンバーたち。福大も産大もなく、はじめてみんなが融合したパーティーだったと思う。その後はお定まりのバンド合戦で盛り上がった…何のためのパーティーかみんな忘れてる。 それから私はバンド集めに奔走した。仕事の合間に電話をかけたり、仕事が終わった後に会いに行ったり…。返事を渋る奴はいなかった。「うわぁ、いいねぇ。楽しみ。」と一様にみんな喜んでくれた。私は結婚パーティーの時のお返しの気持ちがあった。みんなの喜ぶ顔が嬉しかった。

コンサートの打ち合わせのミーティング。場所は六本松にあった黒瀬の店「風来坊」。飲みながらのミーティングだからまともに話がまとまらない。ほとんど私の独断で話を進めて行った。プロになったバンドに声をかけるかどうか?いろんな問題が発生する可能性がある。片手間にコンサートをやろうとしているワシらでは対処が出来ない、ということでこの案は却下。タイトルはどうしよう?とりあえず「照和同窓会コンサート」ということにした。ふと、思い浮かんだのが富澤一誠の「照和伝説」という本のタイトル。私は富澤一誠に電話をかけた。本を送ってもらったお礼を言って、コンサートの話をした。「それで、富澤さんの本のタイトルをつけたいのですが、いいですか?」「もちろんですよ。かえって嬉しいくらいですよ。で、どんなバンドが出るんですか?」「えーと、30バンドくらいで…」「えーっ、そんなに?」「ええ、1バンド1曲ということで出れるバンドはみんな出そうってことに」「そんな…大丈夫なんですか?」「大丈夫じゃないかも。でもなんとかなるでしょう。」「コンサート、見に行きますよ。」







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