ボクガクボ・ぼくのくぼ物語
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 ボクガクボ・ぼくのくぼ物語

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 #7 ♪36〜♪41



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♪24「2006年12月27日(水曜日)朝」
 「門田、泊まるところが決まっとらんちゃけん、うちに泊まれ。」と谷村与志雄に言われるまま、素直に従って谷村家に帰ってきたのが午前3時頃。谷村家の御曹司・マサヒロの部屋を占拠して私は眠りについた…この家に来たのは何年振りだろう?私が「スタッフ」で働いていた頃だから20数年前か。朝食の時、部屋を明け渡してくれたマサヒロと対面。仕事が休みだというユリちゃんにも今年も会えた。ヨシミちゃんに見送られ「スタッフ」に出勤。私が帰福中、押しかけて居候をさせてもらっている3階の「MOVE」に顔を出す。「わぁおー、久保がおる!」MOVEのデザイナー兼社長兼用務員・バーバリアンズのベース坂田修一が、昨夜の誘いを断り、一人で作り上げた久保の等身大のパネルが立てかけてあった。

♪25「2006年12月27日(水曜日)昼」
 「俺、風呂に行ってくる。」メルボルンでシャワー生活十数年。日本のお風呂が恋しい私である。KBCの近くにあるという「ゆの華」まで坂田君が車で送ってくれた。サウナに出たり入ったり、ジェットバスのスイッチを消したり入れたり、板間に寝転がったりしながらゆったりとした時間を過ごした。「一周忌までに久保にサヨナラを言いに行く。」この一年間、そう思い続けていた。昨夜、その思いを果たすことが出来た。久保の写真に掌を合わせた…一年経っても涙は出てしまうものである。「門さんが帰って来るなら、追悼ライブをしましょう!」気持ちが落ち着いてきた6月頃に井手雅英にメールを入れた。井手は私の気持ちを察し、動き始めてくれた。そして今日の夜、そのライブが行われる。博多に帰って来るまでライブのことで緊張していたはずなのに、数十年ぶりのステージだというのに何の不安も気負いもない。今までに経験のない不思議な気分なのである。

♪26「PM3:00」
 「♪遠〜い昔のボクの〜夢ものがたり〜」池浦均が「60才」のイントロ部分を歌いながら3階に上がってきた。「わぁ〜、久保さんやが!」均君も入ってくるなりパネルを見て驚いた。一昨日、ぎっくり腰になり、昨日も仕事を休んだ均君。「久保のそのパートを唄えるのは君しかいない。松葉杖をついてでも、車椅子でもいいから、じぇったい、来て!」と昨日、電話で哀願した。「門田さん、このキーで歌えると?」歌ってみて判る久保が作る曲の高さ。みんな一応に私の声が出るかを心配してくれる…なんたって30年前の声に戻れるかどうかだから「ワシは歌えるバッテン、やっちゃんがどうしてもGでしたいて言うけん一音落としてあげた。」久保が最後に愛したバンド・バーバリアンズをバックに私は「60才」をどうしても歌いたかった。「60才になったらバンド、組もうぜ。」「60才になったら、またこうしてみんなで住もうぜ。」「60才になったら…」それが久保と私の、いや妙安寺みんなの夢物語の始まりだった。

♪27「PM4:00」
 「わぁー、久保さんがおる、おる。」石橋タカヒロと山内ジョージがMOVEに楽器と久保のパネルを取りに来た。二人とも今回の副幹事。楽器調達係りのタカヒロ、「今日はステージに出ません。裏方です。」とジョージ。「俺、場所が分からんとやけど。一緒に連れて行ってくれる?」楽器だらけの車に大人4人と久保一枚。後ろの座席に乗り込んだ時「ペキン!」久保のパネルが私の下に。「あら!折れた。」久保のギターのネックを折ってしまった。

♪28「ドリームボート」
 倉本明彦(ラム)・ギター、倉本タカオ(蛇の目傘)・ベース、飯沢(ピエロ)・ドラム、井手雅英(ピエロ)・ギター。豪華なメンバーで音あわせ。「門さん、リハ始めますよ。」井手君に呼ばれステージへ。今回、妙安寺ファミリーバンドの曲の演奏はすべて倉本兄弟の努力の賜物。歌詞カードも用意してくれていた…字が小さくてやや見難い。当然、歳のせいであるが。ギターを渡された。「俺、弾くの?」持つには持ったがコード忘れまくり。メロディは覚えているが曲の構成を忘れている。イントロ、間奏、エンディング…すべて明ちゃんにいわれるまま十数曲。藤永克彦がコーラスに入り、懐かしい曲の数々。唄えば思い出すもの、声が出るもの。カツの一所懸命のハモ、コーラスが心地よい。妙安寺ファミリーバンド復活!

♪29「妙安寺ファミリーバンド復活祭」
 ぞくぞくと旧知の懐かしい顔が集まってくる。そのみんながステージに立てかけられた久保のパネルを見て一様に驚く。遠くから見れば、本当に久保がステージに居るように見えるのだ。…坂田君、久保パネル大成功!
 「あんたくさ、俺のこと忘れとろう?」いえいえ、そんな。どっかでお見かけしたお顔ではあるんですが…「誰やった?」結局はこういう素直な聞き方になる。「サイ…」「ウォー、トミオ君?!あのラムの?寅年の?伊万里の?伊万里焼の?斎藤富雄?」「よう、そこまで覚えとうやないね。」「私、判る?」どこから見ても椿ゆう子である。「判るくさ!お前のどこが変わったとや?体型以外、なんも変わっとらんやろ。」
 相変わらず若々しいおしどり夫婦・前淵夫妻(野多目ジャグバンド)、毎年日本から唯一人年賀状を送ってくれるクレヨンの西百合子こと木宮百合子…。






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